問題番号 : 108A49

4歳の男児。下肢の変形と歩容異常とに気付いた母親に連れられて来院した。正常分娩で出生。出生時体重3,375 g。頸定は3か月,歩行開始は1歳3か月であった。母親によると患児には食物アレルギーがあり,肉類,魚類,牛乳,卵を摂取させていないという。下肢の変形があり,歩行は不安定で跛行を認める。血液所見:赤血球435万,Hb 12.0 g/dL,Ht 38%,白血球6,840,血小板23万。血液生化学所見:ALP 3,305 IU/L(基準296~909),Ca 8.6 mg/dL,P 2.3 mg/dL。来院時の両膝部(A)と下肢(B)のエックス線写真を別に示す。
 治療薬として最も適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
81%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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