67歳の女性。右背部痛と発熱とを主訴に来院した。今朝,右背部に一過性の強い痛みを自覚した。夕方から発熱が出現し,ふらつきも自覚したため受診した。右の側腹部から背部にかけて自発痛がある。30歳ころから数年に一度の尿管結石の発作の既往がある。55歳から糖尿病を指摘されていたがそのままにしていた。意識は清明。身長157 cm,体重68 kg。体温39.8℃。脈拍112/分,整。血圧94/52 mmHg。呼吸数18/分。右肋骨脊柱角に叩打痛を認める。尿所見:蛋白1+,糖3+,潜血3+,沈渣に赤血球15~30/ 1視野,白血球 多数/ 1視野,細菌2+。血液所見:赤血球343万,Hb 12.6 g/dL,Ht 35%,白血球17,800(桿状核好中球10%,分葉核好中球75%,好酸球1%,単球2%,リンパ球12%),血小板8.0万。血液生化学所見:総蛋白6.4 g/dL,アルブミン3.3 g/dL,AST 124 IU/L,ALT 118 IU/L,LD 466 IU/L(基準176~353),尿素窒素34 mg/dL,クレアチニン1.8 mg/dL,尿酸6.8 mg/dL,血糖188 mg/dL,HbA1c(NGSP)7.2%(基準4.6~6.2),Na 132 mEq/L,K 4.8 mEq/L,Cl 101 mEq/L。CRP 24 mg/dL。来院時の腹部単純CT(A)(B)を別に示す。2セットの血液培養を行い抗菌薬の点滴静注を開始した。
次に行うべき治療として適切なのはどれか。