問題番号 : 108A38

78歳の女性。手指振戦と動作緩慢とを主訴に来院した。1年前から手指の震えが出現し,次第に動作が緩慢になっていた。半年前から物忘れを自覚していた。1か月前から,誰もいないのに「人が座っている」と訴えたり,「蛇がいる」と怖がったりするようになったため,1週前にリスペリドンを少量投与したところ,四肢の筋強剛と流涎とを認めるようになった。
 この疾患にみられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
45%

Assessment
①78歳女性 ⇒ 加齢による変性疾患の好発年齢
②手指振

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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