問題番号 : 108A30

21歳の女性。下腹部のしこりを主訴に来院した。内診で子宮は正常大で,右付属器が手拳大に腫大していた。腫瘍マーカーはCA19-9 17.5 U/mL(基準37以下),CA125 56.7 U/mL(基準35以下),α-フェトプロテイン〈AFP〉960 ng/mL(基準20以下)。悪性卵巣腫瘍を疑い,右付属器切除術と大網切除術とを施行した。術中写真(A)と摘出腫瘍のH-E染色標本(B)とを別に示す。
 最も考えられるのはどれか。

正解
c
国試正答率
51%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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