問題番号 : 107I79

62歳の女性。歩行時のふらつきを主訴に来院した。4週前にくも膜下出血を発症し,脳動脈瘤に対して開頭動脈瘤クリッピング術を受けた。経過は良好であったが,家族の話では,最近自発性が低下し,トイレの回数が増えているという。意識は清明。歩行は開脚歩行である。頭部単純CTで脳室拡大を認める。
 この疾患で認められるのはどれか。2つ選べ

正解
a, e
国試正答率
97%

Assessment
①4週前にくも膜下出血の既往 ⇒ くも膜下出血後の合併症

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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