問題番号 : 107I65

58歳の女性。時々記憶がなくなることを主訴に夫に伴われて来院した。数年前から数秒間口をもぐもぐさせることがあり,夫は気になっていたが本人は全く気付いていなかったという。昨日,娘と買い物に出かけた際に,娘が話しかけても数分間返事をしないことがあった。受診時の意識は清明。身長158 cm,体重52 kg。血圧130/76 mmHg。神経学的診察で異常を認めない。「自分では普通だと思うのですが,夫と娘が私に物忘れがあると言うんですよ」という。受診日に行った頭部単純MRIで異常所見を認めない。
 最も考えられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
95%

Assessment
①58歳の女性 ⇒ 中高年女性
②時々記憶喪失のエピソー

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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