問題番号 : 107I59

58歳の女性。褐色尿を主訴に来院した。画像診断で膵頭部癌による閉塞性黄疸と診断されたが,転移巣は描出されなかった。内視鏡的逆行性胆管ドレナージで減黄術を行い,膵頭十二指腸切除術を予定した。手術開腹時に,肝両葉の表面に小結節状の転移巣を5個と,腹膜に同様の結節を十数個認めた。
 対応として適切なのはどれか。

正解
a
国試正答率
91%

Assessment
 膵頭部癌の術前検査で指摘されなかった転移巣が術中に認め

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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