問題番号 : 107H30

52歳の男性。大量飲酒を主訴に妻に伴われて来院した。23歳から飲酒を始め,10年前からは日本酒1升を毎日飲酒していた。この半年間は朝から飲酒し,食事量が減少し,仕事も休みがちになった。健康診断で肝機能障害を指摘されている。意識は清明で,静穏である。このままではいけないと説明したが,本人は「酒を飲まないと眠れない。酒はやめようと思えばやめられる」と述べている。
 対応として適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
96%

Assessment
①10年前から日本酒1升を毎日飲酒 ⇒ 10年間の大量飲

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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