問題番号 : 107H23

33歳の女性。不安感,不眠および頭重感を主訴に来院した。初診時,外来担当医は,患者に対して抗不安薬であるジアゼパム2 mg,1日3回の内服処方のつもりで処方箋を交付した。2週後,患者によると不眠と頭痛とは軽減したが,日中の眠気が強くふらつきが出るという。電子カルテ上の履歴を確認したところ,ジアゼパムが1回2 mgではなく5 mg,合計1日15 mgで処方箋が交付されていた。担当医は1日15 mgまでは保険診療での処方が可能であることはあらかじめ知っている。
 担当医がまず患者にかける言葉として適切なのはどれか。

正解
e
国試正答率
98%

診断:抗不安薬の過量投与

選択肢考察
(解答率:

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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