問題番号 : 107G45

1歳6か月の男児。健康診査のため来院した。離乳は完了し,ミルクを1日2回与えられている。親の言うことを理解し,発語は4,5語である。1歳2か月で独り歩きを始め,現在は小走りができる。意識は清明。身長80 cm,体重16.0 kg。頭囲47 cm,胸囲48 cm。咽頭に異常を認めない。歯は12本萌出している。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,右季肋下に肝を0.5 cm触知する。脾を触知しない。
 この児で異常なのはどれか。

正解
b
国試正答率
97%

Assessment
①1歳6か月児,身長80 cm,体重16 kg ⇒ 1歳

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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