問題番号 : 107E68

82歳の女性。要介護認定の申請にあたって,主治医意見書作成のため来院した。12年前から高血圧症,変形性膝関節症および脊柱管狭窄症の治療中であり,2か月に1回,家族に付き添われて車椅子で受診している。長男夫婦との3人暮らしで,日中はほとんどの時間を自宅で1人で過ごす。自宅では手すりにつかまりながら歩行することができるが,寝ていることが多い。夜間の排泄はベッド横のポータブルトイレを使用している。
 障害高齢者の日常生活自立度(寝たきり度)判定基準を示す。
 正しい評価はどれか。

正解
d
国試正答率
87%

Assessment
 要介護認定において,医師は対象者の状況を正確に把握し,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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