問題番号 : 107E57

32歳の男性。会社から勧められたため,両親に伴われて来院した。大学を卒業後,現在の会社に営業職として勤務し成績は良好であった。昨年,「同僚が自分の悪口を言っている」,「同僚に嫌がらせをされる」と訴えたため,3か月間の入院治療を受けた。退院後,外来通院していたものの,徐々に口数が減り,服装もだらしなくなり,遅刻が頻繁になった。毎年提出していた営業計画も立てられなくなったため会社に受診を勧められた。
 症状の評価に有用なのはどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
67%

Assessment
①「同僚が自分の悪口を言っている」,「同僚に嫌がらせをさ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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