問題番号 : 107E56

6か月の乳児。嘔吐と下痢とを主訴に来院した。2日前の健康診査で身長67 cm,体重7,520 gであった。昨日から嘔吐が出現し,本日になり白っぽい下痢が頻回となったため受診した。受診時,体重6,670 g,体温37.2℃。心拍数136/分,整。血圧64/40 mmHg。血液生化学所見:尿素窒素42 mg/dL,クレアチニン0.6 mg/dL,Na 128 mEq/L,K 3.2 mEq/L,Cl 88 mEq/L。
 この児で考えられるのはどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
96%

Assessment
①6か月の乳児。嘔吐と下痢 ⇒ 乳児の急性胃腸炎
②2日

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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