28歳の男性。上腹部痛を主訴に来院した。10日前から心窩部に痛みを自覚するようになった。痛みは空腹時に出現することが多く,食後に軽減していた。既往歴に特記すべきことはない。身長168 cm,体重56 kg。体温36.2℃。脈拍64/分,整。血圧122/62 mmHg。眼瞼結膜と眼球結膜とに異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。腸雑音に異常を認めない。尿所見:蛋白(-),糖(-)。血液所見:赤血球460万,Hb 13.9 g/dL,Ht 44%,白血球8,300,血小板24万。血液生化学所見:アルブミン4.1 g/dL,尿素窒素18 mg/dL,クレアチニン0.8 mg/dL,総ビリルビン0.9 mg/dL,AST 22 IU/L,ALT 32 IU/L,LD 286 IU/L(基準176~353),ALP 221 IU/L(基準115~359),Na 136 mEq/L,K 4.2 mEq/L,Cl 102 mEq/L。十二指腸球部の内視鏡像を別に示す。
治療方針の決定に必要な検査はどれか。