問題番号 : 107E45

20歳の男性。大学を休んでいることを心配した母親に伴われて来院した。大学3年生の6月から半年間休んでいる。昼夜逆転の生活を送っているが,趣味のバンドの練習には週に3日参加している。礼節は保たれ,服装も整っている。「大学には行っていないけど,これといって嫌なことがあるわけじゃない。バンドは楽しいけど,逃げているだけのようにも思う。将来のことを考えると,自分がどうしたらいいのか分からない」と語った。思考はまとまっており,抑制はみられず,静穏である。身体診察では異常所見を認めない。
 最も考えられるのはどれか。

正解
e
国試正答率
94%

Assessment
①不登校半年,昼夜逆転。しかしバンドの練習は参加 ⇒ 一

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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