75歳の男性。高蛋白血症の精査のため来院した。3か月前からの腰痛を主訴に自宅近くの医療機関を受診し,血液生化学検査で総蛋白の高値を指摘され精査のため来院した。尿所見:蛋白(-),糖(-),潜血(-)。血液所見:赤血球439万,Hb 14.2 g/dL,Ht 43%,白血球6,300(桿状核好中球7%,分葉核好中球52%,好酸球2%,単球4%,リンパ球35%),血小板18万。血液生化学所見:総蛋白9.2 g/dL,アルブミン4.5 g/dL,尿素窒素17 mg/dL,クレアチニン0.8 mg/dL,IgG 3,170 mg/dL(基準960~1,960),IgA 28.6 mg/dL(基準110~410),IgM 18.3 mg/dL(基準65~350),血清β2-ミクログロブリン2.6 mg/dL(基準1.2~2.5),Ca 9.5 mg/dL。血清蛋白電気泳動(A)と骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(B)とを別に示す。
今後予想される合併症はどれか。3つ選べ。