問題番号 : 107D46

35歳の女性。腰痛を主訴に来院した。自宅近くの医療機関で腰椎骨密度低値を指摘され,紹介されて受診した。33歳時の分娩後から腰痛が出現し,以後持続している。28歳時の分娩後にも,同様に腰痛が出現していた。身長155 cm,体重42 kg。夫と子供2人の4人暮らしで,本人が家事と育児とを行っている。喫煙歴はなく,飲酒は機会飲酒である。体温,呼吸,脈拍および血圧に異常を認めない。眼球の青色強膜と難聴とを認める。脊柱には軽度の後弯変形を認めるが,上肢と下肢とに神経学的異常を認めない。
 診断のために聴取すべき最も重要な情報はどれか。

正解
a
国試正答率
67%

Assessment
①35歳の女性,腰椎骨密度低値,28歳および33歳で分娩

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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