問題番号 : 107D45

8か月の男児。最近笑わなくなったことを心配した両親に連れられて来院した。在胎39週3日,3,240 g,Apgarスコア8点(1分),10点(5分)で出生した。母乳栄養。追視とあやし笑い2か月,定頸3か月,お坐り6か月。7か月過ぎから笑うことが少なくなり,表情も乏しくなってきた。お坐りは一時期手を離して坐っていられたが,最近は両手を前についていないと坐っていられない。2週前からうなずくような動作をよく反復する。うなずきに同期して両手を上げるような動作をする。
 考えられる疾患はどれか。

正解
e
国試正答率
87%

Assessment
①8か月児,7か月過ぎから笑うことが少なくなり,一時でき

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

無料会員登録して、解説をすべて見る