問題番号 : 107C23

20歳の男性。食欲低下を主訴に来院した。5日前から全身倦怠感を自覚するようになり,2日前から悪心と嘔吐とが出現した。意識は清明。体温36.7℃。脈拍84/分,整。眼球結膜に黄染を認める。血液所見:赤血球451万,Hb 13.8 g/dL,Ht 42%,白血球3,600,血小板21万。血液生化学所見:総ビリルビン5.0 mg/dL,AST 2,232 IU/L,ALT 2,958 IU/L,LD 981 IU/L(基準176~353),ALP 808 IU/L(基準115~359)。
 この時点の重症度の評価に必要な血液検査項目はどれか。

正解
d
国試正答率
97%

Assessment
①食欲低下,5日前から全身倦怠感,2日前から悪心と嘔吐

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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