問題番号 : 107C18

52歳の男性。生来健康であったが,会社の健康診断で便潜血が陽性であったため精査を勧められて来院した。大腸内視鏡検査でS状結腸に全周性の腫瘤を認め,精査の結果,リンパ節転移を伴う進行癌と診断された。引き続き手術と抗癌化学療法とが計画されたため,入院治療が必要であることを患者に伝えた。その後,患者が勤務する会社の上司から,「今後の人員配置を検討するために,患者の病状と職場復帰の見込みを教えて欲しい」と電話で問い合わせがあった。
 情報提供を行う上で必要なのはどれか。

正解
a
国試正答率
100%

選択肢考察
(解答率:○a 99.8%,×b 0%,×c 0%,×d 0.1%

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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