63歳の男性。胸痛と呼吸困難とを主訴に来院した。1か月前から歯痛があったが,そのままにしていた。4日前から頸部の腫れを自覚していた。本日夜間に発熱と胸痛とを自覚し,呼吸困難が次第に増悪したため救急外来を受診した。既往歴に特記すべきことはない。身長165 cm,体重67 kg。体温39.5℃。脈拍112/分,整。血圧100/70 mmHg。呼吸数18/分。SpO2 93%(room air)。頸部に発赤腫脹を認め,呼吸は促迫している。血液所見:赤血球420万,Hb 14.1 g/dL,Ht 43%,白血球17,000(桿状核好中球8%,分葉核好中球72%,好酸球1%,好塩基球1%,単球2%,リンパ球16%),血小板28万。CRP 30 mg/dL。胸部エックス線写真(A)と胸部造影CT(B)とを別に示す。気道確保を行い抗菌薬を投与し,集中治療室に入院させた。
治療として適切なのはどれか。2つ選べ。