問題番号 : 107B47

37歳の1回経妊0回経産婦。妊娠35週0日。昨夜から胎動の減少を自覚し来院した。これまでの妊娠経過は順調であった。身長160 cm,体重56 kg(非妊時52 kg)。血圧110/68 mmHg。尿検査:蛋白(-),糖(-)。子宮底長28 cm,腹囲85 cm。Leopold診察法では,第1頭位であった。胎児心拍は136/分であった。両下肢に浮腫を認めない。超音波検査を行うことにした。
 注意して観察すべき項目はどれか。2つ選べ

正解
a, c
国試正答率
74%

Assessment
①37歳の1回経妊0回経産婦 ⇒ 初産
②妊娠35週0日

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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