67歳の男性。呼吸困難を主訴に来院した。5年前から労作時の呼吸困難を自覚していた。1週前から感冒様症状が出現し,咳嗽,喀痰および呼吸困難が増悪したため受診した。喫煙は40本/日を47年間。現在も喫煙を続けている。意識は清明。身長165 cm,体重56 kg。体温37.8℃。脈拍112/分,整。血圧142/84 mmHg。呼吸数22/分。SpO2 86%(room air)。頸静脈の怒張を認める。右季肋部で肝を3 cm触知する。聴診で両側の胸部にwheezesとcoarse cracklesとを聴取する。血液所見:赤血球388万,Hb 11.9 g/dL,Ht 35%,白血球11,300(桿状核好中球18%,分葉核好中球58%,好酸球2%,好塩基球1%,単球7%,リンパ球14%),血小板35万。CRP 4.0 mg/dL。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.37,PaCO2 78 Torr,PaO2 56 Torr,HCO3- 44 mEq/L。胸部エックス線写真(A)と肺野条件の胸部CT(B)とを別に示す。
治療として適切なのはどれか。2つ選べ。