問題番号 : 107A35

72歳の男性。意識消失のため搬入された。今朝,意識がない患者を発見した家族が救急車を要請した。数か月前から食事前になると寝ていて呼びかけに反応が鈍いことがあり,ジュースを摂取して回復していたという。今までに糖尿病を指摘されたことはない。身長168 cm,体重68 kg。脈拍88/分,整。血圧142/80 mmHg。血液生化学所見:血糖33 mg/dL。
 現在の病態の原因検索に有用でない検査項目はどれか。

正解
d
国試正答率
66%

Assessment
①今朝,意識がない患者を発見 ⇒ 空腹時の意識障害
②数

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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