53歳の男性。発熱と全身の皮疹とを主訴に来院した。脳腫瘍術後に出現したてんかんに対し1か月前からカルバマゼピン内服を開始した。2日前から顔面と頸部とに紅斑が出現し,全身に拡大した。発熱もみられたため受診した。体温38.5℃。頸部リンパ節腫脹を認める。全身に紅斑を認める。口腔粘膜に異常を認めない。血液所見:赤血球420万,Hb 13.5 g/dL,Ht 41%,白血球12,300(好中球59%,好酸球15%,好塩基球1%,単球7%,リンパ球11%,異型リンパ球7%),血小板13万。血液生化学所見:AST 88 IU/L,ALT 91 IU/L,LD 425 IU/L(基準176~353)。CRP 3.3 mg/dL。胸腹部の写真を別に示す。なお,初診時に比べ,4週後の再診時には抗ヒトヘルペスウイルス6 IgG抗体価の有意な上昇を認める。
最も考えられるのはどれか。