問題番号 : 106I76

生後0日の新生児。在胎32週3日,2,060 gで出生した。Apgarスコアは7点(1分),8点(5分)であった。出生後4時間で無呼吸が出現した。心拍数136/分。呼吸数20/分。SpO2 97%(room air)。体動は弱い。看護師によると,間欠的に手足を突っ張るような発作があるという。
 まず行うべき検査はどれか。

正解
c
国試正答率
47%

Assessment
①在胎32週3日,2,060 g,Apgarスコア7点,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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