問題番号 : 106I58

32歳の女性。発熱と多関節痛とを主訴に来院した。3年前から光線過敏に気付いていた。1年前の冬にRaynaud現象が出現した。6か月前から時々,両側の手関節の関節痛を自覚していた。3か月前から多数の関節に腫脹と疼痛とがみられ,持続するようになったため受診した。体温38.6℃。脈拍92/分,整。血圧110/60 mmHg。頸部に可動性のあるリンパ節腫脹を認める。両側の手関節,第2~4指の近位指節間関節および中手指節間関節に腫脹と圧痛とを認める。赤沈50 mm/1時間。血液所見:赤血球310万,Hb 11.0 g/dL,Ht 33%,白血球3,300,血小板10万。血液生化学所見:AST 35 IU/L,ALT 40 IU/L,LD 370 IU/L(基準176~353)。CRP 1.5 mg/dL。
 この疾患の診断に最も感度の高い検査はどれか。

正解
a
国試正答率
23%

Assessment
①32歳の女性 ⇒ 全身性エリテマトーデス〈SLE〉の好

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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