61歳の女性。息苦しさを主訴に来院した。3年前に乳癌に対し右乳房温存乳腺部分切除術を受けて以来,抗癌化学療法とホルモン療法とを続けている。1週前から息苦しさを自覚し,徐々に増悪してきたため受診した。体温36.8℃。脈拍108/分,整。血圧120/80 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 90%(room air)。右胸部で呼吸音が減弱している。下腿に浮腫を認めない。血液所見:赤血球410万,Hb 11.8 g/dL,Ht 38%,白血球7,200,血小板21万。免疫学所見:CRP 0.3 mg/dL。CEA 9.2 ng/mL(基準5以下)。マスクで酸素投与を開始したところ,SpO2は95%になった。胸部エックス線写真を別に示す。
現時点の対応として適切なのはどれか。