問題番号 : 106H27

91歳の女性。肺炎で入院中である。脳梗塞の後遺症で3年前から要介護4となり,長男(68歳)とその妻(64歳)の居宅で介護サービスを利用していた。肺炎はほぼ治癒したが,著しい嚥下障害を認めたため,7日前から経管経腸栄養を開始した。現在,意識レベルはJCS Ⅰ-1であり,栄養状態は良好である。皮膚に褥瘡や深部静脈血栓症を疑う所見を認めない。退院に向けた準備を進めることとなった。
 退院後のケア計画に関連する要素のうち,現時点で最も重要性が高いのはどれか。

正解
b
国試正答率
96%

Assessment
①91歳の女性 ⇒ 高齢である
②要介護4 ⇒ 介護なし

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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