問題番号 : 106G56

20歳の女性。強い頭痛発作を主訴に来院した。最近の10日間は仕事で多忙であったが,2日前に一段落した。昨日の朝,目覚めたときから右側頭部が痛み始めた。痛みは急速に増悪して拍動性となり,約30分でピークに達して,立っていられなくなった。起き上がったり歩いたりすると痛みが増強した。その後,頭痛は徐々に軽減して数時間で消失した。同様の頭痛発作が3年前から年に2,3回出現するという。
 この疾患の頭痛発作時に伴いやすいのはどれか。2つ選べ

正解
b, c
国試正答率
96%

Assessment
①20歳の女性
②多忙であったが,一段落 ⇒ ホッとする

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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