7歳の男児。背が低いことを心配した母親に伴われて来院した。幼稚園では他の児に比べて少し背が低い程度であったが,最近,小学校の同級生との身長差が徐々に拡大してきているという。在胎38週,体重2,780 g,骨盤位で出生した。母子健康手帳によると,出生時身長49.0 cm,Apgarスコア5点(1分)であった。小学校の成績は普通で,家族歴に特記すべきことはない。意識は清明。活気はある。身長106.3 cm(−2.6 SD),体重21.0 kg(− 0.5 SD)。外表奇形や四肢短縮を認めない。血液生化学所見:TSH 1.1 μU/mL(基準0.44~4.1),FT3 3.0 pg/mL(基準2.5~4.5),FT4 1.2 ng/dL(基準0.8~2.2)。手エックス線写真を別に示す。
現時点の対応で適切なのはどれか。