問題番号 : 106G47

15歳の女子。体重減少を心配した母親に伴われて来院した。友人に「太っているね」とからかわれたことを気にして,1年前から低カロリー食品を好むようになり,体重を毎日測定するようになった。1年前の体重は51 kgであった。初経は12歳。身長156 cm,体重38 kg。体温35.7℃。脈拍44/分,整。血圧98/58 mmHg。心音と呼吸音とに異常を認めない。血液所見:赤血球326万,Hb 10.1 g/dL,Ht 30%,白血球3,200,血小板32万。血液生化学所見:総蛋白6.1 g/dL,尿素窒素17 mg/dL,クレアチニン0.5 mg/dL,総コレステロール275 mg/dL。
 体重減少の鑑別診断に必要な情報で最も重要なのはどれか。

正解
d
国試正答率
67%

Assessment
①15歳の女子,体重減少を心配した母親に伴われての来院,

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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