問題番号 : 106F30

本問は,106F30~31の連問の一部です。

 63歳の女性。「鼻血を止める方法を教えてください」と救急外来に電話があった。
現病歴:本日19時から,自宅で特に誘因なく鼻出血が出現した。30分たっても止血しないため,救急外来に電話したという。
既往歴:約10年前に高血圧症と診断され,自宅近くの診療所で降圧薬を処方されている。
 自宅で実施可能な手当の説明として適切なのはどれか。

正解
d
国試正答率
80%

Assessment
 鼻出血は代表的なプライマリケア疾患として,すべての医師

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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