問題番号 : 106E61

本問は,106E61~63の連問の一部です。

 45歳の男性。爆発事故現場で受傷したため搬入された。
現病歴:爆発によって崩落した建物の下敷きになり,4時間後に救出された。
現 症:意識は清明。体温37.6℃。脈拍108/分,整。血圧98/62 mmHg。呼吸数24/分。SpO2 100%(4 L/分酸素投与下)。両下肢と殿部とを中心に広範囲に点状出血を認める。右下肢に運動麻痺と知覚障害とを認める。救急室の看護師から,尿が赤いとの報告を受けた。
 この患者の尿所見でみられる可能性が高いのはどれか。

正解
e
国試正答率
99%

Assessment
①外傷機転-→爆発による外傷とその後に建物の下敷きになっ

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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