問題番号 : 106E55

55歳の男性。左中大脳動脈領域の脳梗塞で2週前から入院中である。意識は清明。右片麻痺と失語症とが残存している。食欲はあり,臥位から座位になることがかろうじて自力でできるものの,車椅子やポータブルトイレへの移動には介助が必要である。患者本人はリハビリテーションに意欲的で,自宅での生活を希望している。妻と2人暮らしで,同じ町内には娘が暮らしている。
 地域連携クリニカルパスに沿った対応はどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
97%

Assessment
①55歳の男性,2週前から入院 ⇒ 壮年男性。脳卒中急性

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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