27歳の女性。咳と呼吸困難とを主訴に来院した。1週前から前胸部の圧迫感を自覚していた。2日前から息苦しくなり,昨日から咳が出始めた。自宅近くの医療機関を受診したところ,胸部エックス線写真の異常所見を指摘され,精査のために紹介されて受診した。既往歴に特記すべきことはない。体温36.8℃。脈拍96/分,整。血圧110/64 mmHg。呼吸数20/分。SpO2 95%(room air)。口腔内に点状出血斑を認める。眼瞼結膜は貧血様である。呼吸音は左胸部で減弱している。右肋骨弓下に肝を3 cm触知する。血液所見:赤血球308万,Hb 9.2 g/dL,Ht 28%,白血球24,000,血小板2.2万。胸部エックス線写真(A),骨髄血塗抹May-Giemsa染色標本(B)及びペルオキシダーゼ染色標本(C)を別に示す。
治療として適切なのはどれか。2つ選べ。