64歳の男性。腰痛と頻尿とを主訴に来院した。1か月前から腰痛が出現し,自宅近くの診療所で鎮痛薬とコルセットとを処方されたが,次第に増悪してきた。3日前から疼痛で歩行が困難になったため受診した。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。身長169 cm,体重69 kg。体温36.2℃。脈拍68/分,整。血圧148/84 mmHg。呼吸数14/分。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。直腸指診で小鶏卵大,石様硬の前立腺を触知する。腰椎部に叩打痛を認める。尿所見:蛋白(−),糖(−),沈渣に赤血球と白血球とを認めない。血液所見:赤血球480万,Hb 15.0 g/dL,Ht 45%,白血球6,800,血小板24万。血清PSA 320 ng/mL(基準4.0以下)。前立腺生検で低分化型の前立腺癌を認める。腹部造影CTで所属リンパ節の腫大を認める。骨シンチグラムを別に示す。
治療として適切なのはどれか。2つ選べ。