66歳の男性。体重増加と著明な浮腫とを主訴に来院した。4か月前に足部の浮腫を自覚した。次第に靴が履きにくくなり,体重が7 kg増加した。息子と娘がいるが,生来健康である。身長165 cm,体重70 kg。脈拍76/分,整。血圧142/86 mmHg。呼吸数16/分。両側の下腿と大腿とに浮腫を認める。尿所見:蛋白3+,糖(−),潜血(±),沈渣に赤血球1~4 / 1視野,白血球0~1 / 1視野。血液生化学所見:空腹時血糖80 mg/dL,総蛋白4.0 g/dL,アルブミン2.0 g/dL,尿素窒素24 mg/dL,クレアチニン1.0 mg/dL,LDLコレステロール200 mg/dL(基準65~139)。胸部エックス線写真で両側に胸水を認める。腎生検のPAM染色標本(A)と電子顕微鏡写真(B)とを別に示す。
この患者に説明すべきこととして適切なのはどれか。