68歳の男性。進行する下腿の浮腫を主訴に来院した。2か月前から両側下腿の浮腫を自覚していたが,次第に増悪するため紹介されて受診した。10年前から高血圧症で降圧薬を服用している。6年前から関節リウマチで自宅近くの診療所にて薬物治療中である。脈拍76/分,整。血圧138/86 mmHg。尿所見:蛋白3+,糖(-),潜血(±)。血液生化学所見:総蛋白5.5 g/dL,アルブミン2.6 g/dL,総コレステロール368 mg/dL,尿素窒素22 mg/dL,クレアチニン1.1 mg/dL,尿酸7.4 mg/dL。腎生検の蛍光抗体IgG染色標本を別に示す。
この腎病変をきたす原因として可能性が低いのはどれか。