問題番号 : 105I66

70歳の男性。物忘れを心配した娘に伴われて来院した。3年前に妻と死別し,現在は娘夫婦と同居している。1年前から物忘れが目立つようになり,徐々に進行した。半年前から「妻が赤い服を着て現れる」と言うようになった。表情は乏しく,暗算をさせると右手がふるえて,手関節に筋強剛がみられる。Mini-Mental State Examination〈MMSE〉では15点(30点満点)である。
 この患者の診断に最も有用なのはどれか。

正解
b
国試正答率
63%

Assessment
①70歳の男性,1年前から徐々に物忘れ ⇒ 認知症の疑い

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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