問題番号 : 105I56

68歳の男性。排尿困難と頻尿とを主訴に来院した。1か月前から尿意切迫感と夜間頻尿とを認めた。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。身長164 cm,体重64 kg。脈拍68/分,整。血圧128/82 mmHg。腹部は平坦,軟で,肝・脾を触知しない。直腸指診で表面平滑で腫大した弾性硬の前立腺を触知し,圧痛を認めない。尿所見:蛋白(-),糖(-),沈渣に赤血球と白血球とを認めない。PSA 1.6 ng/mL(基準4.0以下)。国際前立腺症状スコア14点(軽症0~7点,中等症8~19点,重症20~35点)。残尿量30 mL。腹部超音波写真(A)と尿流測定の結果(B)とを別に示す。
 対応として適切なのはどれか。

正解
b
国試正答率
87%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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