問題番号 : 105I38

45歳の女性。自転車で走行中に車と衝突し,直後から意識障害をきたしたため搬入された。入院時および翌日の頭部単純CTに異常を認めなかった。入院後3日で意識が回復し,上下肢には麻痺を認めず,歩行も正常であった。日常会話に支障はないが,食事後5分経つと食事をしたことを忘れている。自分では物覚えは正常だと思っている。行きたいところがあると,一人でどんどんその方向に歩いて行ってしまう。この患者が入院後3週で自宅に退院することとなった。
 家族への説明で適切でないのはどれか。

正解
c
国試正答率
89%

Assessment
①自転車で走行中に車と衝突 ⇒ 高エネルギー外傷
②直後

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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