問題番号 : 105H30

42歳の男性。右被殻出血の急性期治療の後,後遺症として左片麻痺が残りリハビリテーション目的で転入院した。入院直後はリハビリテーションに熱心に取り組んでいたが,1か月過ぎたころから頭痛を訴え,リハビリテーションを休むようになった。不眠の訴えもある。血圧は正常で,新たな神経症状は認めず,尿・血液検査所見に異常を認めない。頭部CT所見上,血腫は順調に吸収されている。
 まず行うべき対応はどれか。

正解
c
国試正答率
100%

Assessment
①42歳の男性 ⇒ 若い男性であり,今後の社会生活につい

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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