問題番号 : 105G53

6歳の女児。身長が伸びないことを心配した母親に伴われて来院した。35週1日,2,450 gで頭位自然分娩で出生した。新生児仮死はなかった。精神運動発達は順調であったが,ここ1年間身長がほとんど伸びておらず,1か月前からは元気がなく,食欲も低下しているという。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。意識は清明だが,活気がない。身長107 cm(-1.2 SD),体重18.2 kg(-0.6 SD)。体温36.0℃。脈拍64/分,整。血圧100/74 mmHg。身体診察所見では,バランスのとれた体つきで,頭頸部に異常を認めない。心音と呼吸音とに異常を認めない。腹部は平坦,軟で,右肋骨弓下に肝を2 cm触知する。脾を触知しない。腫瘤を触知しない。成長曲線を別に示す。
 診断のために有用な検査はどれか。2つ選べ

正解
b, e
国試正答率
46%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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