問題番号 : 105G39

42歳の男性。高血圧症治療中の父が脳梗塞を発症したため,自身の血圧を心配して来院した。職場の健康診断は毎年受診しているが,異常を指摘されたことはない。喫煙歴はない。12年前からビール350 mLを毎日飲んでいる。運動は月に1回のゴルフを10年間。身長175 cm,体重70 kg。脈拍72/分,整。血圧164/92 mmHg。心音に異常を認めない。腹部に血管性雑音を聴取しない。浮腫を認めない。
 まず勧めるのはどれか。

正解
e
国試正答率
55%

Assessment
①「自身の血圧を心配して」は不安な状態にある可能性を示し

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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