問題番号 : 105F21

72歳の男性。3日前から持続する腹痛と嘔吐とを主訴に来院した。徒歩にて来院したが,その後,腹痛が増悪し,外来処置室で横になっている。歩行はかろうじて可能である。40歳時に胃潰瘍で胃切除術を受けた。意識は清明。腹部は膨隆し,正中線上に手術痕がある。腸蠕動音は亢進し腹部全体に圧痛を認める。
 まず行うべき検査はどれか。

正解
a
国試正答率
100%

Assessment
①主訴は腹痛と嘔吐
②3日前に発症し,症状は増悪している

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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