問題番号 : 105E42

59歳の男性。白血球増多の精査のために来院した。特に症状はなかったが,健康診断で白血球増多を指摘された。発熱や体重の変化はない。既往歴と家族歴とに特記すべきことはない。意識は清明。身長168 cm,体重74 kg。体温36.6℃。脈拍72/分,整。血圧134/78 mmHg。表在リンパ節を触知しない。腹部は平坦,軟で,右肋骨弓下に肝を1 cm触知する。脾を触知しない。血液所見:赤血球468万,Hb 13.8 g/dL,Ht 43%,白血球20,600,血小板28万。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本(A)(B)に示す細胞が白血球の50%を占めた。
 次に行う検査はどれか。

正解
d
国試正答率
85%

画像診断
上画像参照。

Assessment

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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