問題番号 : 105D50

23歳の女性。発熱と発疹とを主訴に来院した。10日前から微熱と咽頭痛とがあり,イブプロフェンを含有する市販感冒薬を内服していた。3日前から顔面と体幹とに紅斑を認め,眼球結膜の充血と口腔粘膜のびらんとが出現した。体温38.2℃。体幹の一部の紅斑は標的様で,中央に水疱を形成している。
 考えられる疾患はどれか。2つ選べ

正解
d, e
国試正答率
70%

Assessment
①発熱と発疹 ⇒ 薬疹,ウイルス感染症,細菌感染症が考え

無料会員登録していただくと、実際の解説をすべて見ることができます。急性の呼吸困難を主訴とする疾患としては,喉頭浮腫,気道異物,自然気胸,気管支喘息,慢性閉塞性肺疾患の急性増悪などの呼吸器疾患,心不全(急性,慢性の急性増悪),肺血栓塞栓症などの循環器疾患が代表的である。この症例では呼吸器感染症と心不全が疑われるが,胸部エックス線写真は肺炎像というよりも両心不全を示唆する所見を示している。診断:心不全(両心不全)(Nohria分類wet and warm) 選択肢考察 ×a 強い呼吸困難,胸痛などにより安静が保てない場合には,血管拡張による前負荷軽減と,交感神経抑制による心筋酸素消費量の減少を目的としてモルヒネを使用する。この症例ではモルヒネが必要となるほどの興奮状態ではない。

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