1歳7か月の女児。脾腫の精査を目的に来院した。1歳6か月児健康診査で脾腫を指摘された。出生後の発育と発達とは正常である。眼球結膜に軽度の黄染を認める。腹部で肝を1 cm,脾を4 cm触知する。血液所見:赤血球347万,Hb 8.7 g/dL,Ht 27%,白血球12,100,血小板36万。血液生化学所見:総蛋白6.4 g/dL,アルブミン4.2 g/dL,総ビリルビン2.0 mg/dL,AST 41 IU/L,ALT 23 IU/l,ALP 558 IU/L(基準361~958),ハプトグロビン10 mg/dL(基準19~170)。末梢血塗抹May-Giemsa染色標本を別に示す。
合併によって原疾患が急激に増悪する可能性があるのはどれか。