53歳の女性。3日前からの発熱を主訴に来院した。2週前から空咳と労作時の息切れとを自覚していた。6か月前から関節リウマチの診断で抗リウマチ薬と副腎皮質ステロイドとを服用し,症状は安定している。胸部エックス線写真で異常を指摘されたことはない。意識は清明。体温38.4℃。呼吸数24/分。脈拍96/分,整。血圧122/78 mmHg。両側肺野にfine cracklesを聴取する。白血球8,600(桿状核好中球2%,分葉核好中球74%,好酸球3%,単球5%,リンパ球16%)。LD 450 IU/L(基準176~353)。免疫学所見:CRP 11.8 mg/dL,β-D-グルカン6 pg/mL(基準10以下)。動脈血ガス分析(自発呼吸,room air):pH 7.40,PaCO2 35 Torr,PaO2 76 Torr,HCO3-20.9 mEq/L。受診時の胸部エックス線写真で両側肺野にびまん性すりガラス陰影を認める。胸部単純CTを別に示す。気管支肺胞洗浄液の細胞診にて核内封入体を認める。
治療方針として適切なのはどれか。